2015年6月26日金曜日

六月の薔薇・薔薇ポプリ。

「薔薇熱」
完成してゆく5種類の薔薇の香り。ハーブも葉っぱに触れると、香りが際立ちますが、ポプリが乾燥によって花の色を失わずに香りを保つには、温度と乾燥ですが、愛情をもって触れることではないか、、、と思います。いい香りは、「いい香りね」と、囁いてあげると良い香りのポプリに仕上がっていきます。今年は、6月前半が乾燥していて、後半は雨降りですが、50個ほどの薔薇によるポプリが完成へ向かっています。それは、1篇の詩へと向かう「薔薇熱」でもあります。



「詩作品は、多様きわまりない事物の断片のようなものとならざるをえない。せいぜい真のポエジーが、全体として寓意的な意味をもち、音楽などのように間接的な作用をおよぼしうるだけである。それゆえ、自然は純粋に詩的なのだ―魔術師や―自然学者の部屋―子供部屋―物置―食料貯蔵室もそうである。(ノヴァーリス)」

6月の薔薇は、標高700mの高地であることが、湿気が少なく朝夕の温度のあることも、花の発色と香りを作っていると思います。まさに、自然のおかげです。















6月の薔薇



























































 









2015年6月16日火曜日

「高原の朗読会」へようこそ!

2015年7月16日から7月23日まで、長野県佐久穂町の黒澤酒造が経営する「ギャラリーくろさわ」で、小島きみ子の「フラワーアートと現代詩」展を開催します。今回のテーマは『森の輝き/あるいは、森の哀しみ』です。森の木の実を扱った作品が中心になります。






































★会期中の7月19日(日曜日)には、午後1時より3時まで『高原の朗読会』を開催します。
『高原の朗読会』へようこそ!


プログラム
小島きみ子/白く鮮やかに。ひとつの息が生まれるとき。+百瀬雄太のコラボレーション。
佐久詩話の会による朗読・詩集『さえずり』より。菊池かえ子・塩塚加奈子・せきぐちえつこ・富田昌利(詩集『さえずり』は当日お渡しします。)
(あいうえお順です。テキストは当日会場受付でお渡しします。参加費千円です。)

一色真理/さよなら。
伊藤浩子/In The Room。ほか
岡島弘子/青い服 金の服。
大原鮎美/港亭自由律俳句。
作田教子/夏の入り口はどこの出口へ。ほか
澤田春江/天空。ほか
生野毅/『魂―はく ばつ―魃』
清水義博/大樹(あなた)。
中村みゆき/短歌、五月の薔薇より。
中村良子/ボクはおにぎり。ほか
浜江順子/城には死体があるから。ほか
平野光子/川のある風景―千曲川―。ほか
柳沢澄/追分。
山嵜庸子/柴田さんちの庭から。

朗読終了後、3時半より4時半までカフェでフリートーク。自由解散です。
★  7月の連休の一日を高原の朗読会へお出かけください。





2015年6月8日月曜日

白く鮮やかに

六月は、母が亡くなった月です。命日がやってきます。「白く鮮やかに」という詩は、同じタイトルで2つあります。どちらも、母への追慕です。
アイスバーグという白薔薇が六月には咲きます。今年の六月も咲いています。








白く鮮やかに     




ふりそそぐ夏の光の昼を過ぎて、
急な夕立のあとに母は逝きました。
薔薇が咲く夢のなかで、
朱色の瞼の裏を漂って、
紫の波が押し寄せて、
薔薇の声がした。

(天国には愛があらう。地獄には力がある。)*

私は、私の影と。
小さな黒い箱の中で眠った。
薔薇の瞼を閉じて。
束ねた髪の上には、
月が昇り、
水色の雲が生まれ、
私が草の上に斃れると、
再び薔薇の声がした。

(天国には愛があらう。地獄には力がある。)*

流星が烈しく行き交い手に一つの火を受けました。
目覚めた朝に、アイスバーグの白薔薇が鮮やかに咲きました。

*註。「天国には愛があらう。地獄には力がある。」は、山頭火の言葉。