2015年9月30日水曜日

だれのことばを、伝えに?












秋の陽射しを通り抜けて、
透き通っていくものは、
だれの蔭?
だれの息?
だれの匂い?


だれのことばを、伝えに?
此処へきましたか。


愛がとどかない。
人は人を怖れて、
寡黙になり、
手をポケットにつっこんだまま、
握手しようとはしない。


見つめる心を遠くまで飛ばす、
心で話す、
心で歌う、
心で抱きしめる、
だれの声で?
だれのことばで?
だれの息で?
だれの匂いで?


だれのことばを、伝えに?
此処へきましたか。


離れて、
響きあうもの、
ふたつの心を融かすのは、
透き通っていく、
1000の妖精の羽の音。









くらい夢の果てから、
やってきた、
金色の、
マロニエの葉。


だれのことばを、伝えに?
此処へ来ましたか。


ふたつのハートを射抜く、
1000の花の矢を持って。


                 


密やかな、
   喜びをリボンで、
包んで、
贈る日。



夢かと思う、
薔薇色の夢が、
夢の果てからくる日。
その夢を逃さないように、
桃色のリボンで封印する朝だった。



あなたから差し出されたのは、
大きな真珠のペンダントだったので、
草のなかに埋めました。


夜になって、もう一度みるために、
朝がやってきてもう一度みるために、
午睡の夢の中で出会った声は、
白く輝く純白の愛だった。

たくさんの、
たくさんの金色の葉っぱが舞い降りてきて、
《ついておいで、しんぱいしなくていいから、




ついておいで、

あなたはここでうまれたのだから、
もういちどこの森へ帰ってきて》と、
言うのでした。
光の手は、



森の奥へと誘い、
此処で待っているようにと、
心で言いました。








ドロップやクツキーが、
花々のやさしい声のなかに、
降ってきました。
あなたに、あなたに、
と囁くのです。
森の妖精の声です。



微笑み。

よい香りのする
微笑みでした。







白いハートは、
白い妖精。




ピンクのハートは、ピンクの妖精。
どう?気に入った?
あなたが生まれたところですよ。
また此処で暮らすのですよ。
夢のはての夢からやってきた、
1000の高原で咲く花の心。
1000の血と愛の知と愛の、
母の乳と愛のことばを聴くこと。
愛は、裏切らない、
愛は、人と人が、
哀しみと、喜びを、
わかちあうもの、
花と花が、

地上に有るように、






人と人も、
この地上に、
有るものだから、







1000の高原の、
花の、
喜び。
苦しみ。
哀しみ、
を超えてやってきた。


2015年9月15日火曜日

新作「夏の思いで」



 高原の花畑で栽培していた草花を主体とした新作「夏の思いで」が完成しました。
生と死を想起させる心臓(ハート)の形の輪郭に、白・紅・ピンク・ミックスのセンニチコウと帝王カイザイクとムギワラギクを素材に制作しました。






                        

     

これらの作品は、長野県佐久市の古民家ギャラリー・花桃果で発表します。作品は、だんだん増やしていきます。お立寄りください。


 *オブジェ「夏の思いで」コラボレーションも作品展では展示をします。
 「夏の思いで」。木箱入りで壁掛けになります。薔薇:白・ピンク・紅。帝王カイザイク。薔薇の葉。センニチコウ4種類











古民家カフェ&ギャラりー「桃花果」


















刈り取ったばかりのセンニチコウ。白・ストロベリー・白とピンクのミックス。



帝王カイザイクの花畑。










帝王カイザイク・ムギワラギク(カイザイク)・トチの実・トウガラシ・ミニヒマワリ・ライムライト・クロマツのマツボックリ・センニチコウ3種類。薔薇の葉。





白い二つのハートの重なり
のなかに生まれる
小さな紅色の雫
ありがとう
声と声が
瞳と瞳が
出会うとき
握手する
よろしくね
よろしくね
はじまりのはじまり
愛と愛の
はじまりのはじまり





紅センニチコウ。







蝶のように並んだピンクの心臓
微笑が微笑みを誘うのは、
夏の終わりの午後






ストロベリー・白とピンクのミックス。



愛は裏切らない
結婚式のためのブーケは
銀色のリボンで結ばれている

*第1コリント書13章愛について。
13:4 愛は忍耐強い。愛は情け深い。ねたまない。愛は自慢せず、高ぶらない。
13:5 礼を失せず、自分の利益を求めず、いらだたず、恨みを抱かない。
13:6 不義を喜ばず、真実を喜ぶ。
13:7 すべてを忍び、すべてを信じ、すべてを望み、すべてに耐える。





幸福の足音が誓いの鐘を鳴らす
黄色いカイザイクの光をともなって
森の木の実を拾いにいきませんか
胡桃と栗と
パンを焼くために
お菓子を焼くために

センニチコウ・カイザイク・赤松マツボックリ・真珠。









「誓いの鐘を鳴らす日の朝の光」









心と心がひとつになる朝の。







ほほえみ。



さあ。
行こう。
森へ。







森では、森の合唱が聞えます。
声と声が





ふたりの瞳と瞳が
見つめあう




愛のように
愛のように










ブーケを3つ用意しました。
あなたとあなたに、そしてあなたに。
ようこそ、輝きの森へ。
哀しみの森へ。









窓に、高原の花が溢れる日。
妖精の笑い声が

風にのってやってくる日。
手と手が繋がる。
「窓に高原の花があふれ出る日曜日」








あなたにも。
あなたにも。喜びを。
夏は、うつくしかった、哀しみとともに。
愁いとともに。












青い星の瞳を映す日。
新しい作品が完成していきます。









★素材を制作する★
ノリウツギ・ライムライトの素材が完成しました。
今年の夏は、たくさん咲いてくれました。
緑~白~薄紅色に変化します。
緑と薄紅色のグラデーションが美しいです。

刈り取って乾燥する朝。
まだ、雨を含んでいます。





















作品。
「黒い箱の中で目覚めるライムライト」




*窓辺で乾燥させてドライフラワーとして整っていく素材








「小さな喜び」


クリーム色のトルコキキヨウとグリーンリーフ



新しい素材。
ミニヒマワリとライムライト








秋の風情
ミズヒキソウ・蕎麦の花・ケイトウ・種子になっていくツユクサの花・ゴギョウ・ライムライト・クロホオズキ




新しい素材。
箒草。




九月前半のライムライトは、緑の多い薄紅色ですが、きのう(9月25日)珈琲店の庭で咲いていたライムライトは、すっかり紅色。