2016年5月8日日曜日

春のヴィーナス

高原の四月。

春の恋 (spring love) フランシス・レドウイッジ
あのひとの来る姿をみた
花咲く野原を抜けて
きびきびした踝のまわりには
蝶と蜜蜂が高く低く舞っていた
あの人の来る姿をみた
波の泡が輝く海で
身震いするとき
つばめがやって来た
夜明けに群れて
カッコー鳥の声がこだました
露じめる南の国に
私は恋人を残してきた 丘のうえにただひとり
そして最後の燃えるキッスはあの人の美しい唇に




標高700mの高原の花壇にユキヤナギが咲くと、春が来た証しです。サクラと梅が同時に満開となってわずかな、雨と風で散っていきます。路地のムスカリとポリアンサが咲くと、ビオラ・ソロリアが咲きはじめて、(ビオラ・ブルー)の美しい小路ができます。





2016.4.のとても思い出に残る作品。
「春のヴィーナス」これは、森田洋子さんから贈られた(パルマスミレ)と森の薔薇Cedar Roseと、ビオラとジュリアンポリアンサの押し花を用いたとても色彩の美しい作品となりました。水色とBlueがとても美しいビオラとパルマスミレ。ジュリアンポリアンサのブルーが日光に当ると透き通って、青が失われてしまうのには、驚きました。暗い箱のなかに、そのときが来るまで眠らせることにしました。

春の墓標




”春のヴィーナス”
ビオラとパルマスミレの押し花が増えています。
ジュリアンの押し花のBlueがとても美しく仕上がりました。



”ニジンスキー”の美学という本があったのか、自分で考えたのか、栞に書いたメモがあったので、そのことを考えながら、オブジェを制作。








2015・冬の黒薔薇・白薔薇のポプリ。チョコレートみたいな香り。
しばらくは、様子を見ている。





新作。センニチコウとホオズキのスケルトンによる、『悲しみの岸辺』



春のオブジェ。Cedar Roseと、橡の実の殻にセンニチコウの花を混ぜて。
ムスカリのブーケとともに。










”森の暮らし”



2016・4・17高原の無人駅の満開の桜。春の嵐に吹かれて。











花と詩の言葉のイメージを育てていくための、詩の断片、花の断片をアップしていきます。
薔薇のドライフラワーと言葉。
眠れる森の闇。
流星の来る夜。














あなたの上で。
幾千のバラは真珠色の涙を流して眠る。



ムスカリの美しい四月。









美しい、
ムスカリ・ブルーの茎の流れ。
からみあって、
もつれて、
もだえて?
たわむれて、
とじられていく。
ミドリの息。