PC.もメールも使ってない時代で、ワープロの「文豪」で、入力して、お互いの作品はFAX.でやりとりをしていました。袋とじ、ホチキス止めで、限定20部発行。ペン画の表紙画はかつての、埋蔵文化財調査事務所の同僚で、武蔵野美大油絵科出身の小山内玲子さんが、担当してくれました。
この雑誌は、「現代詩手帖」の詩誌評担当にも送っていました。担当は添田馨さんで、月評で二回取り挙げてくださいました。年鑑号では、田野倉康一さんが「Parole」について述べてくださったと思います。その後、この雑誌は二人詩集として、『言葉歴(ことばごよみ)』(私家版)の発行となりました。
きょう、この詩誌を読んでみると、懐かしいということもありますが、気合い十分で、忘れていた作品に「ハッ」とさせられました。1号での小島作品「開かない窓」は、僭越ながら、現在の時代の労働問題にも応えることができると感じました。
先ずは、1号から最終号の12号までの表紙。
家の灯りが暗いようですね。
画像が暗くて申し訳ありません。電気を節約中です。
作品「開かない窓」は、創刊号で書いたのですが、時代の現在の労働環境を問うていると思っています。モデルがあって、書いた作品です。
画像で。
さいきんは、失望と絶望を繰り返す日々なので、自分が取り組んできた、現代詩の活動を振り返って、文章にしておきたいと思うようになりました。文章は、Face Bookへ投稿しつつ、ブログ「風と光と詩論の場所」に纏めていきます。
SNS.に参加している理由の1つは、「現代詩の新しい才能に出会いたい」という気持ちと、詩の単純では無い形姿を、新しく詩を書いている人々とともに、考えたいと思っています。