2018年8月20日月曜日

2018年想い出の夏を仕舞う。

  

(2018/08/21の早朝に7時半頃、ノリウツギライムライトに訪れた小さな蜂。ミツバチではありません。黒い蜂で、ジバチ(土地の言葉)=クロスズメバチではないかと思う。花と遊んで(休憩中なのでしょうね)あるいは、食餌の幼虫を探していたか。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
twitterへも「花と緑の暮らし」の一部分をポストしています。
twitterのフォロワーさんに相澤歩さんがいます。相澤歩さんは、すてきなこころに響かせる花の庭を育てています。そして、毎日のツイートの言葉からは、「そうかもしれないが、そうではないかもしれない」という視点の変換で人生の辛さをやり抜くメッセージを届けています。そこには、言葉を錬成していく強い意志を感じるのです。そのことは、「挫けない魂」を育てることです。心に強く、響いた相澤歩さんの言葉を、「きょうから、夏を仕舞う」の巻頭におきます。庭を愛するものとして。

*相澤歩
庭は生死を繰り返し、身体は代謝を繰り返す。
命は常に新しい。
こころだけが、過去に囚われ、約束を切望し、依存したがる。

いつか別れは来る。
こころは死ぬ。

でもそれは新しくなるための代謝だ。
留まることは生命が許さない。
前を向いて生きていれば、また会える。

新しい者同士で。

*画像:相澤歩


花と緑の暮らしを、このブログで書いてきました。
本来は詩と詩論と書評の場所で、essayが中心でしたが、だんだん庭で花や、野菜をつくり、それらをドライフラーにしてフラワーアートの創作と個展もやるようになりました。花を作り、フラワーアート創作をする。庭の花は、とても重要な存在となりました。そして、庭で夏野菜を育てるようになりました。

 野菜も花を咲かせ、実をつくり、seedを作ります。
花と緑を育て、その命の成長を知ることは、詩人としての「言葉の発見と創造」と同じ過程にあるものでした。言葉が発生するばしょは、生命の発生する場所です。小さな庭の、花と緑は、やさしく繊細で、強くたくましく、わかれのときは寂しく悲しく、わたしの人生とともにあります。













 
 きょう(2018/8/19)から夏を仕舞う準備をしていきます。朝、6時の庭の温度は14度。はんぶん、凍えそうな寒さ。室内で熱い珈琲ごくごく休憩。
 文章と写真は追加していきますので、日付を貼ります。プチトマトが熟してきていて、収穫時です。毎日それぞれの「一房のプチトマト」をお見せするかもしれません。来年の野菜の生長の記録としたいので、お付き合いくださいますよう。

 バジルの茎がぐんぐん伸びて、虫にも囓られて、もう最後かなと思うので、ハーブや葉の野菜から、夏を仕舞う準備をする。茎を刈って、根を抜く作業は、かなり大変なのです。土をならして、施肥をして、秋物の種を蒔く準備をします。(腕が虫にさされまくりです。長袖を着なくてはね。)夏野菜を纏めて収穫できるので、漬物や煮浸し、冷凍保存できるものは保存する。つまり、実となった果実を残さず収穫する準備に入る。赤いトマトは、ソースを作る。青トマトのピクルスは今年は作らないつもりです。


4回目のエレガンス・ローズ。野薔薇のように、小さくなってきました。


バジルと縮緬青紫蘇。
茎が伸びて、薹がたち種子をつけています。
葉だけを摘み取っていきます。バジルは10本抜きました。夏を爽やかな香りで、楽しませてくれた、大切なハーブです。バジルの株を抜いて、空いた場所をならして、施肥をする。とても疲れた。さよなら、バジル。



バジルは、茎から葉だけ摘み取ります。
280㌘ありました。刻んで冷凍保存します。主にパスタの材料です。
厚焼き卵に入れても美味いです。



育苗箱に、クロホオズキ、マーガレットの種を蒔きました。こんなにたくさん蒔いても、春に芽を出すのは、ほどよい数になります。それと、春に蒔くのは忘れるので、今のうちに空いている場所に蒔いておきます。



まだ、次々と花が咲くゴーヤ。どのくらい実がつくのかわかりませんが、急がず待ちます。去年は9月の終わりに収穫できましたので。



                          小ぶりのゴーヤの収穫。右上の小さな2つもゴーヤです。黄色くなっているのは、すでに完熟で種子が完成しています。

小さな庭の、小さな花と野菜と、ときどき訪れる、蝶や昆虫。束の間の晴れ間にきのうの朝は、キアゲハが飛来したが、きょうは来ない。まだ、ときどき小雨がやってくる。ゴーヤ、オクラ、バジル、プチトマト。モロヘイヤは種子ができてしまった。露草も終わって行く。ジャノメ蝶はこれからどこへ行くの?












胡瓜は、もうじき終わります。
水茄子は、ここに2本入れてます。10月まで、実を付けると思います。花が受粉してたくさん庭に墜ちています。胡瓜と水茄子(美男子)の漬物。




夏野菜を使って煮物。
ジャガイモ(トウヤという種類)、人参、水茄子、魚の切り身とすり身、しらたき。


(2018/08/20)
今日のテーブルフラワー
テーブルフラワー素材;朝顔、クロホオズキ、エレガンスローズ、バジルの花(白い花です)、アスター2色、ゴーヤ(黄色)、蕎麦(白)、左下の青草はメヒシバです。庭の雑草ですね。活けてみると、ポイントになります。右上のハートの葉っぱが、蕎麦。白い花が咲いています。









早朝からプチトマト4種類の収穫をして、家事が終了。庭の温度31度。アブラゼミが鳴いて、暑さの戻り。






⚫プチトマト4種類の収穫
左上より、プヨ姫、左下ピッコラルージュの1房。右上アイコの1房。右下イエローミミの1房。トマトは上から色がついてくるので、丸ごと1房に色がついて完熟するまで待つのは、たいへんなのです。庭では、無農薬栽培ですから、トマト蛾という害虫に囓られてしまうのです。蛾の幼虫は、実のなかに穴をあけて潜り込んで中から食べます。外へ出て蛾の成虫になります。

4種類の美しいプチトマトたち。



⚫ピッコラルージュの1房。
熱を加えて調理するイタリアンプチトマトです。もちろん生でも美味しい。





⚫アイコ 
細長くて、苺のような形。


⚫プヨ姫 果皮が柔らかくて赤ちゃんのほっぺのよう。


上品な甘さの⚫イエローミミ。





普通は、熟した順に、1粒づつ収穫をしていきます。










ここにあるのは、ほとんどが⚫ピッコラルージュ。
たくさんなります。
果皮が固いのですが生でも、もちろん加熱してもよく、厚焼き卵、パスタの材料になります。





⚫赤とオレンジ黄色のプチトマト
1粒づつ収穫します。
左、変形してしまったロケット型のアイコ。完熟しても落下しないアイコです。
プヨ姫。いちばんたくさん成って木が丈夫なピッコラルージュ。
右、薄い黄色で果皮も薄い品の良い甘さのイエローミミ。
濃厚な甘さのオレンジパルチェ。






「八重咲きヒマワリ」
1本で7個咲いています。綺麗です。





普通のヒマワリは、4年前の勤務先に咲いていた種を蒔いて、翌年から実生の苗が育ちます。今年は、2本芽吹きましたが、咲いたのは1本だけです。








2018/08/21のノリウツギライムライト


















イタリアンプチトマト・ピッコラルージュ。


7個目の八重咲きヒマワリ。




ショウリョウバッタに囓られた縮緬青紫蘇。



庭の夏野菜を刻んで、バラベーコンと塩・胡椒で炒める。
水茄子2本、ピーマン2個、軽井沢南蛮3本、トマト1個。バジル、青紫蘇。トマト。
バラベーコン60㌘。










台風20号が夜半に上陸するという、2018/08/23の朝の朝顔。
2時間ほど咲いて萎んでゆきます。儚い花の命。



午後3時10分頃激しい雨があって、ヒマワリが倒れるも、朝顔が巻き付いた強靱な蔓の御陰で、おれなかった、良かった。



台風20号が去って、さらに庭の片付けをしていく。
種まきをして、発芽より2ヶ月で開花というコスモスの種を蒔く。発芽した。
写真はまた後日。
朝顔とヒマワリの共生仕立て。





絶妙な五角形模様を形成する朝顔




八重咲きヒマワリ
ミニヒマワリなのだけれども、160㌢あります。















ノリウツギライムライト。夕方、早朝は、良い香りがします。





露草の茎はとても丈夫で、抜いても節から根が出て、咲き続ける。
適当な数だけを育てていく。
多いと、秋の庭の片付けがたいへんなので、少しずつ抜いていきます。




ヤイトバナ=ヘクソカズラ 万葉集にも歌われています。
リースにした、実の残りが庭に零れていて、発芽して咲くようになりました。茎や葉が、独特の匂いがして嫌われます、花はかわいい。







(花の名を尋ねられるたびに花束をプレゼントされる嬉しさよ) 

ご近所の奥様にいただいた。
すてきな花束は、友禅菊、トラノオ、シュウメイギク、ジニアリネアリス。










『夏の小箱_(約束の箱)』 
また会おう夏にきっと。
紫陽花は、萎れずにやらかくしなやかに、
ドライフラワーになった。
なつかしくなつかしく、
再びの夏を生きるために。






『夏の小箱_銀色の箱』


栃の実が、夏草のすきまに墜ちてくる。
実を割るための、激しい地面との接触の音。
銃弾を撃ち込められたように。









ずしん。
固い表皮が割れて、実が弾ける。



シダーローズを知っていますか?
夏は、青い傘を幾重にも纏って。
雪の降る頃、その傘を順に剥がして種を飛ばす。
雪と雨の水分が、うすい種子の皮を潤す。


シダーローズ







シダーローズ




バラの実、ローズヒップ。
あんなに脆い花びらが散り終えたあとに、
かたい果実。
ローズヒップは、お湯を注いで飲み干すと、
滞った血を蘇らせる。
赤く、つぎつぎと咲いた六月のバラが。
カップの中で、血と知を蘇らせる。
わたしの、バラよバラ。
黒真珠のローズヒップ。




黒真珠












『夏の小箱_(金色の箱)』
 夏は、幻の姉に会えた。
たくさんブルーベリージャムを作った。
その小瓶は、ひとつひとつ、大切な友人に手渡された。
あとに、想い出の「夏の小箱_(金色の箱)」が完成した。





夏を仕舞うために、やはり保存食を作る。
南蛮2種類を、信州味噌で炒めて(砂糖も加える)から味噌にする。


福耳という南蛮。福々しい耳のように見えるから。



細切りにする。




フライパンに油を引いて炒める。


信州味噌と砂糖を加えてさらに炒めて完成。



福耳3個。




神楽南蛮味噌2個を加えて、5個完成。2018年の夏の仕事が終わっていいます。
簡単そうに見えて、午前中の仕事となりました。




お昼ご飯は、三輪素麺と朝採り野菜の天ぷら。
縮緬青紫蘇、モロヘイヤ、水茄子美男子、プチトマト、京波ピーマン、ゴーヤ、オクラ。