2014年11月1日土曜日

小島きみ子のドライフラワーと勅使河原冬美の現代詩コラボレーション

11月5日から『小島きみ子の花と現代詩』の作品展を、長野県佐久市下平尾547-1のカフェ&ギャラリー『パンの花』で開催します。新作の、小島きみ子のドライフラワーと勅使河原冬美さんの現代詩のコラボレーションを紹介します。





センニチコウの小さなブーケ。
ドライフラワーのオブジェ。
ホオズキのスケルトン。



今年のチェリーセージと薔薇のポプリサシェ。






★それでは、小島きみ子のドライフラワーと勅使河原冬美さんの現代詩のコラボレーションです。

①「五つのチガヤノハートはオレンジイロノ夢を見る。」あるいは②「セイヤの森」
註・①の作品(写真)は、ある方が購入。②の作品は取材用に制作して展示会場にあります。


材料:茅・マリーゴールド・
詩:勅使河原冬美


加えて冬の快楽は。
カラメルの光沢が皮膚炎を治してくれた。
エスキモーがみる夕暮れ。
ゴーグルが情報を。
靴下との接触がその心臓の弁膜に。
お菓子は儚くも睡眠薬で眠らされた。
揺らぎ揺らぎ、鼻垂れ小僧も小話を楽しむ。
そうあの馬小屋で。



①の作品

②の作品「セイヤの森」こちらと、現在の会場ではコラボレーションしています。












「恋する二つの心臓は。」
材料:シロツメクサ・マロニエの実
詩:勅使河原冬美


鈴が。
銀河系を映すときだ。
胸が。
土が。
時計が。
燃えるように光った窓の中で。
外に積もる白い物質の情報を。
あれはなんだ?
モータウンの聖なるレコード。
眠りに就くカラメルが口に着いたままの子供たちはそれを聞きながら眠る。
早く眠りなさい。
赤と白が配色された服の悪魔がやって来るよ。

①白いフレームの作品。





②緑の額に変更して、詩篇と合体させました。
いかがですか?
雰囲気が変わりましたか?












「セイヤの森の精霊のツルギはセンダンの木の下に。」
材料:ノリウツギライムライト・ヤイトバナの実
詩:勅使河原冬美

矢を放つ光輝く勇者は精霊の水分で傷を癒す。
木の下で執り行われる儀式、
或いは撮影に。
剣は植物の侵食正式許可書に調印する。
広がる緑から広がる色は霧の中から躍りながら向かってくる。
素敵な童話や神話の瓶が割られた。
その、その目の前で。
"セイヤの森の精霊のツルギはセンダンの木の下に"


①の作品。


②の作品。
センニチコウのドライフラワーの小さなブーケに、詩を添付して、贈ります。
お祝いの品の1つとなります。

ブーケ。




詩を添付します。








★全体像など。
作品には、著作権があります。
詩と、小島きみ子の「ドライフラワー」がセットでギフトされます。













「夏の思い出はマジカルライムライトの茂みに。」
材料:マジカルライムライト・ブルーリボン
詩:勅使河原冬美




ライムライトに囲まれ瞑想する男は来るべき冬と対峙する。
空の旅はタブラの音で。
夏はしばしば危険を犯すなんて常套手段。
魔術を緑にまた彩飾し駆動させる。
懐かしい画素。
日差しが照る舗道へ。
てくてく歩きで行くのだから。




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