暁のそらから|小島きみ子
暁のそらから、ほら、紅薔薇が降ってくる。
あれは小鳥。
はげしいユニゾンの囀り。
牛乳配達の少年よりもはやい朝の、
紅薔薇の茂みの、はばたき。
すずやかなかぜのこえみちて。
小鳥の羽に集まる薔薇いろのひかり。
暁の門を飛び越えて。
どこへ。
((((((((((((((((((((((((((((((((((((((((((((((((((((((((((((
((((((((この世界の暁のことは紅薔薇だけが知っている)))))))))
)))))))))))))))))))))))))))))))))))))))))))))))))))))))))))))
べつの小鳥だね。
えいえんのひかり、さし招き。
ほら、……また。
あの茂みで、あたらしい命が生まれる
ひとは愛する対象をいたるところに見出し、
いたるところにそれと類似したものを見つける。
愛が大きければ大きいほど、
この類似のものの世界もいっそう広大で多様になる。
わたしの恋人は宇宙の短縮であり、
宇宙はわたしの恋人の延長である。
(ノヴァーリス『信仰と愛』)
(森/Cedar Roseの輝き) 木箱
自然派の森の暮らし。
風が強い日は、
木の実を拾いに出かけます。
豊かさと
怖れを
同時に知ること。
怖れを
同時に知ること。
きみの目からぼくの目に太陽の葉が落ちる
夢の敷居のうえにそれぞれの葉のしたにひとりの縊死者がいる
きみの夢からぼくの夢へ言葉はみじかく
きみの春のひだに沿って
木は樹脂の涙をながし
葉のてのひらのなかに
ぼくはきみの生の線をよみとる
トリスタン・ツァラ
自然は豊かで優しい。
自然そのものは、
野生のエネルギーがありすぎて怖れを抱きます。
野生のエネルギーがありすぎて怖れを抱きます。
(連作 エデンの東)
(森/Cedar Roseの輝き_2)
(森/Cedar Roseの輝き_3)
室内では、植物を越冬させます。
(森の輝き)
凍える湖
森の魔法使いになりたいと思う
(マツボックリのグラデーション)
木の実と黄薔薇。ゴギョウ。
(春のリース)
(森/Cedar Roseの輝き_4)
人間も自然の一部
自然や人間への愛に感謝するのは、
(怖れ)を知ることだと思う。
(森/Cedar Roseの輝き_5)
(森/Cedar Roseの輝き_6) Cedar Rose壁掛け
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