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3月の小島きみ子と勅使河原冬美の『花と現代詩』コラボレーションは、「来るべき微熱」と「写真詩・連詩」です。小島きみ子「毛糸のフェルトの家は誰の? 」×勅使河原冬美「だから、もう着く」
*リマスタリング作品:「2つのハートはチアノーゼ」詩篇つき。
*連作:「薔薇の埋葬」「ライムライト」
寄せ植え。シクラメン。ジュリアンポリアンサ。ハナカンザシ。
ゼラニューム。
ハナカンザシ・アルストロメリア・ジュリアン。
ジャスミンのポプリ
薔薇のポプリ
サシェ。ポマンダー。
香りのプレゼントset。
★3月の新作コラボレーションは、
「来るべき微熱」と「写真詩・連詩」です。
勅使河原冬美作品 「来るべき微熱」
来るべき微熱。
期待なんてしてない。
ご存じだろう?
ただただ酸化するのを。
途端に満開となる梅、桜、向日葵、
深夜の逆襲の痕に不気味なのか
叙情的なのかわからぬ未来の看板が。
★写真詩;小島きみ子+勅使河原冬美
「毛糸のフェルトの家は誰の? 」 小島きみ子
卵は孵りましたか?
鳥よ
頭上で囀る鳥よ
巣立ったのはあなただったのですか?
鳴き声だけが
日差しを染めて私の指にからまる
緑とオレンジ
あなたの羽の色のように
光はわたしの皮膚を通り抜けて何処へ行くのか。
何処へ?
「だから、もう着く」 勅使河原冬美
だ
か
ら、
も
う
着
く。
そう聞く。聞いたのだよ。
電波と画面を介して視覚と聴覚へと輸送される。
ネオン街のサルヴァドール・ダリ伯爵、
よき夜にその髭をあろうことか引っ張った鴉、
或いはケツァールを許せ。
序盤のシーンでなにも聞こえず、
最後のシーンでもなにも聞こえないで、
なんと刹那的な温さか。
それでは、ヒマラヤスギの実:Cedar Roseの美しさを紹介したいと思います。
1月に森林に拾いに行き、湿っているので二週間乾燥させて、形状を保持させています。
外側からバラバラと花びらが零れて壊れていきます。木片のような感じの花びらです。
壊れてしまうものが多いので、『森の香り』を届けようと箱入り、額装にフラワーアレンジしました。
Cedar Roseの美しさに魅せられます
薔薇のブローチのように美しいです。
勅使河原冬美 詩
「薔薇の埋葬」
箱という字は形態を少しずつ変え複数存在する。
変化の儀式。
薔薇の戯曲が蘇ったようだ。
つまり散らばったモンタージュ。
それは埋葬の冒頭、教会へ向かうフラメンコ音楽を流す馬車。
過去の無闇な習慣と魔術の遍歴。あの時に開けられる!
Cedar Roseとセンダンの実、薔薇リーフ。
連作『薔薇の埋葬 』 額装
連作コラボ
『薔薇の埋葬 』左。右は『幸福の小さな花束』
連作コラボ『薔薇の埋葬』
薔薇の埋葬 勅使河原冬美
箱という字は形態を少しずつ変え複数存在する。
変化の儀式。
薔薇の戯曲が蘇ったようだ。
つまり散らばったモンタージュ。
それは埋葬の冒頭、教会へ向かうフラメンコ音楽を流す馬車。
過去の無闇な習慣と魔術の遍歴。あの時に開けられる!
『金色の薔薇 1』上方から
スタンドで机上に。
『金色の薔薇 1』 正面
『金色の薔薇 』
壁掛けタイプ
31個のCedar Rose
かわいい薔薇のクッキーのようです。
箱入りです。
★作品『薔薇のクッキー』
Cedar Roseとドイツトウヒ、赤松のマツボックリのアレンジ
『茶色の箱の中の森の物語』
『三種類のマツボックリの籠』赤松・クロマツ・ドイツトウヒ
角度を変えて、壁掛けに。
『三種類のマツボックリの籠』赤松・クロマツ・ドイツトウヒ
『森の輝き』
ドイツトウヒと赤松のマツボックリのアレンジ。
黒い竹籠。壁に掛ける事もできます。
木の実の形状が安定していて花が大きいです。
『黒い箱の中の金色のCedar Rose』
『森の物語』
赤松マツボックリ。センダンの種子。ドイツトウヒ。
Cedar Rose。ドイツトウヒの暗い茶色から明るい赤松の実まで。
「森の物語」
全体。箱入り。
『2つの薔薇の心臓の中にあるもの』
ライムライト。Cedar Rose。
幸福の小さな花束 勅使河原冬美
マグリットはご存じだろう水色の結納。
白い爪は幸せな痕を。
頁をめくれば知らぬ間に真っ昼間。
風に含まれた豊富な栄養素はご存じだろう?
連作 『幸福の小さな花束 』
ハート枠の中にミモザ・Cedar Rose・
センニチコウの花束があります。白い額装。
『幸福の小さな花束』壁掛け用。
『幸福の小さな花束 3』
ハートの形が2つの枠の中に、Cedar Rose・ミモザ
が横向きに並びます。白い額装。テーブル用。
赤松のマツボックリとCedar Roseのアレンジメント。
『森の輝き』テーブル用。
2つのハートはチアノーゼ。
2014年のリマスタリング作品。
*勅使河原冬美 詩
1
ありきたりな愛ではなく波打ち際の制服か騙し合いだろうか?
消えたら逃げて。
スープを飲み干すまでの六十分はチアノーゼを患う。
2
定刻には来ぬ月に。
たまには寂しさが。
露呈した輝きが腐るか瑞々しくなるかはその睫と目玉と口だけ。
独りぼっちの兆し。
必ず玩具のピストルで。
二階の踊り場で。
君を撃とう。
その1とその2.木製額装。
その1.
その2.
勅使河原冬美 詩「ライムライト」
ライムライトに囲まれ瞑想する男は来るべき冬と対峙する。
空の旅はタブラの音で。
夏はしばしば危険を犯すなんて常套手段。
魔術を緑にまた彩飾し駆動させる。
懐かしい画素。
日差しが照る舗道へ。
てくてく歩きで行くのだから。
連作 『ライムライト』
Cedar Roseとライムライト。
杉の箱入り。テーブル用。
テーブルに置いても美しく気品があります。
Cedar Roseの形と色彩がライムライトにマッチして
森の物語を伝えてくれます。
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