女の声Ⅰ。女の声Ⅱ。月の背骨。初出一覧と注記。
気づいて欲しいです。痛く鋭く、気づくことがあったら、「ただいまの装置13」56P.での作品が理解されると思う。58.「他者の記憶 わたしの言葉 聞こえなかった 見た? いえ? 聞こえた? 見えなかった? 覚えている?」。
再び渡辺玄英さんの栞文に戻る。
「そもそも「ただいまの装置」の「ただいま」とはどこに帰るというのだろうか。ただいまと言うからには、〈帰る場所〉が存在するはずなのだ。しかし、わたしたちの世界は不条理で、わたしたちは当初からたくさんのものを奪われ侵されているではないか。「ただいまの装置」一連の詩が、読者の心にリアルに突き刺さってくるのは、帰りたくともその場所がはじめから奪われており、かけがえのないものはすでに失われていることがうかがえるからだ」。
胸が痛むし、絶望的な気持ちにんるけれども、こうして表現したヤリタミサコさんの痛みと私の痛みは違うけれども、痛みのさきには永遠の解放がある。そう思っている。
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。