2020年11月22日日曜日

エレガンス・レッスン

 

エレガンス・レッスン 「エウメニデス」46号より。

(1)

『宵の唇言語実験』の春の終わりは林檎のコンフィチュールを作ります。果実の重量比10%から同量程度の砂糖や蜂蜜を加えて加熱濃縮し、保存可能にした食品です。英語ではジャムですが、きょうの気息は塩漬け砂糖漬けから始まりましたね。隠された無意識のなかの人称の変化とはペルソナの人称となる、なるほど塩漬けの妙味に賛同します、新たなる事物と見えるそれは、既存のものの生成変化ともいえましょう。氷水で冷やしてしばし微熱を下げふたたび砂糖漬けの瓶詰めのなかの人物の脳内映像となりましょう。早くも五つ星のリージェンシーで初夏の書家のための宵の過ごし方はトランジスタ電子管レーザーなどの電子のもつエネルギーを利用してエレガンスな電気信号を発生させ、電子デバイスを中心とする、その技術と方法は深夜の焼き林檎の調理方法を変革させます。あなたのキッチンで(スイング狂)の音楽が、すこし遅れてやってきた春の宵のライトアップの夜桜見物は、林檎飴を食べながら帰り道は栗色のポニーに乗ってポニーテールの髪には水色のリボン。赤ワインで妬いている乾燥した枯れ草の土手で道化師は仮面を被りなおして、月の丘まで宵闇の細胞切符を交換に行きますので。

(2)

深夜の夢のなかで私を呼び出す非通知着信を拒否しましたが人の世の儚い命。食品管理と栄養補給こそが、たいせつな宵の唇の言語を詩的な素敵なものにする。白昼夢の夢の管理は言語栄養素の管理によってなされるのです。言語栄養素は生体内で代謝され生体内物質の原料やエネルギーを産生するのに利用されるのです。それは、(バイクトライアル)です。黄金大作戦、太陽に皮膚と目を焼かれた人々が、荒れ地をバイクで挑むのでした。焼き尽くされる闘志のような人間対ライオンの戦いへの嫉妬です。生態は生体内を常に聖性に変化させ言語の生成変化を表現のように現象させることができるという聖地における(バイクトライアル)です。売れているその果実は熟れてもいるオレンジ漬け。黄金作戦のためにしばし麦色の炭酸水で水分補給を。ゲノム細胞が解析された最初の生物である、カエノラブディティス・エレガンス(Caenorhabditis elegans)のエレガンス。わたしたち人間もエレガンスな生物です。多重構造形成をアジア的な視野から俯瞰しようとするのは下請けシステムエンジニアの多重構造視野、幕下幕内の真剣勝負の芝居見物こそご機嫌な芝居。私的な詩的な素敵な日曜日の宵の唇二兎を三兎も追いかけて、すべて捉まえてお目に掛けましょう。そしてその目は炭酸水で消毒するのがよろしいでしょう。

(註釈)『宵の唇言語実験』とは宵闇細胞による旅券の交換である。

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