2020年(令和2年)9月までに読んだ本で、非常に面白かったのは、内田隆三著『ミシェル・フーコー』(講談社学術文庫)です。『夢と実存』の序文に夢や詩の表現的価値の言及があり、フロイト的分析への違和感と両義的見方を述べています。思考が整う過程での、フッサールの現象学、ハイデガーの実存哲学との結びつき、その裏返しのサルトルの想像力論への批判という思考経験を経て、語る主体の外部に立つ「外の思考」に辿りつきます。
著者 内田 隆三は、日本の社会学者。東京大学名誉教授。専門は社会理論、現代社会論。( ウィキペディア)生まれ: 1949年
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