2018年4月6日金曜日

Love for Pansy (2)

Love for Pansy  (2)

2018/04/06制作までの小額B5版の大きさの一覧。
現在16個制作しましたので、4月6日以降の作品は(3)で纏めます。
写真は一部です。2019/2のフラワーアート個展で展示と販売をします。


大輪の花、Pansy Picasso 株を素材として育てています。
ドライフラワーと押し花の両方を用いて制作しています。
机上に置くと”春の妖精が”が微笑んでくれます。
個展で、お目にかかれますように。

Pansy Picasso Brooch の四種類が素材。






















大輪のlemon yellow.


Picasso Brooch yellow Pansy, Blue Pansy

Pansy and Primula Julian.




































Picasso Brooch Blue.

Picasso Brooch.
lemon yellow.



lemon yellow .


Black Pansy.




Pansy and Tulip.
Tulip Passion.







花の名前と特徴を書いた花memo.







2018年4月5日木曜日

散文詩 マックス・エルンスト・からの手紙














マックス・エルンストからの手紙

エウメニデスさんおはよう。
ケルンは今なお、そこで生まれた輝かしき魔術道士コルネリウス・アグリッパや、そこで働き、かつ死んだアルベルトゥス・マグヌスの霊に憑かれているのです。


(エルンスト様、おはようございます、いきなり急に、難しすぎますそれは、 ドミニコ会が中世の精神生活に対して大いに貢献し前面に出て光を放ったのはアルベルトゥスによってである彼によって中世に大きな革新がもたらされたというのに何故、霊に憑かれるのでしょうか。)


ケルンは、魔術師アグリッパ、神学者アルベルトゥスの息吹が立ち込め、ケルンドームには東方の三賢者の亡骸が安置され、純血を守るため命を捧げた処女たちの遺物は修道院の壁面を飾っている。私の幼少期の退屈な時間を助けたのは、彼らの同伴あってこそ。


(エルンスト様、ケルンドームいま見ておりますよ、素敵ですね。わたしもなんだか霊に憑かれそうであります。)


あなたはシュルレアリスム論を特集するのだね。
(過去のことではなく、これからのことですよ)

それは良い兆候です。シュルレアリストたちの活動が続く間に、さまざまな矛盾が暴かれてきたこと、いまもさまざまな矛盾があらわれていることは、この運動が最良の道を辿っているという証拠であると思うのです。


マックス・エルンストは一九一四年八月一日に死んだ。
そして一九一八年十一月十一日に、魔術師になること、当代の神話を見いだすことを渇望するひとりの青年として、蘇るのだ。


(それは、どういう意味ですか? )


成り行き任せの大雑把な線を、キャンバスを覆うまで隈なく引いて、それからレオナルド・ダ・ヴィンチの壁のように目に浮かび上がるものを眺め、切り離し、具現化するというものだ。


(もう少し詳しくお願いします。心理的なものを含めてというか、深層意識についてもお聞かせくださいませんか? )


外部であると同時に内部であり、自由であると同時に捕らわれている。そして、なおかつ、ダダは生の喜びと憤怒の爆発であり、不条理、あのばかげきった戦争の途方もない不道徳に対して私たちの出した回答であったのだ。ある日のこと、アルプがいつもとすっかり違ってまじめだったことがある。彼は言った。「戦争が近づいている」と。



四月二日、きょうは僕の誕生日だよ。
僕は四月一日に死んで四月二日に生まれたのさ。それは愛の記憶のように強烈かつ素早
く現れたのさ。


(おめでとうございます、春のよき日にお生まれになったのですね。)


そうさ。ぼくにとって、意識の内で生ずる現象と無意識の内で生ずる現象とは、あまりに完全に混ざり合ってしまっているので、とても正確に区別はできないのだ。一九一八年、光がチューリッヒから僕のもとにさしこんだ。ダダが生まれたのだ!ああ、僕は、他人とうまくやってきたとは思っていない。ただ一人か、二人とならばそういえる。アルプと、そしてエリュアールとならば。僕の生涯にとってはほとんどこの二人で十分だったのだ。


(あのお二人がエルンスト様のもっともよき、ご友人だったのですね。よくわかりますとも!)



それからの僕の仕事は。
一九三〇年、それはロマン『百頭女』を、熱心にまた几帳面に制作したのちのこと私はほとんど毎日のように、「ロプロプ」という名の「鳥類の王」の訪問をうけた。彼こそは私個人を忠実にかたどった分身、私の人格に密着した幽霊なのだ。僕のコラージュ・ロマン「百頭女」(河出文庫)が一九六七年にフランス語で実写映画化されている。原作は、イメージの連なりの画集だ。読んでみたまえ。翻訳は巖谷 國士(イワヤ クニオ)氏だ。


そして僕は、ほんとに小さなイエス・キリストなのだと思う。僕にとって、意識の内で生ずる現象と無意識の内で生ずる現象とは、あまりに完全に混ざり合ってしまっているので、とても正確に区別はできないのだ。森の終焉とは何だろうか? それは、これまで蕩尽の友人であった森が、お利口な場所や舗装された道、日曜日に散策するものたちとしか付き合わないと決心した時だ。おやおや、エウメニデスさん。もう僕の誕生日が終わる時間だよ。あなたがたが、シュルレアリストであるなら、未知を歩くものの運命を信じるはずだ。ごきげんよう、僕の国でいずれ合間見えん事を!


註 
マックス・エルンスト(一八九一年四月二日~一九七六年四月一日)は、二十世紀のドイツ人画家・彫刻家。ドイツのケルン近郊のブリュールに生まれ、のちフランスに帰化した。ダダイスムを経ての超現実主義(シュルレアリスム)の代表的な画家の一人である。作風は多岐にわたり、フロッタージュ、コラージュ、デカルコマニーなどの技法を駆使している。一九五四年、ビエンナーレ展で大賞を受賞。一九五五年には、受賞を非難してシュルレアリスムからの彼の追放を宣言したブルトンと絶縁した。(wikiより)事物の切り取りから生じる物語としてのコラージュ・ロマン。イメージの自在の組み合わせが呼びこむ幻惑きわまりないパピエ・コレ。新たな関係の出現だけで組み立てられる高速のエディティング・アート。これらいっさいを、一九二〇年代のシュルレアリスト、マックス・エルンストが早々に確立してしまった。(松岡正剛・千夜千冊『百頭女』より)一八九七年、姉のマリアが彼をはじめ兄妹みんなに別れのキスをし、その数時間後にこの世を去ったときが、死(=無)とコンタクトをとった最初でした。エルンストの作品には可愛らしい鳥や天使、あどけない顔の人物からグロテスクな怪物的存在まで、様々なフィギュア(=像)が登場します。エルンストはまた、自らの内なる自我を鳥と人の合体した姿で作品中に登場させ、「ロプロプ」と名付けました。

2018年4月3日火曜日

JESUS LOVES ME(2)


JESUS LOVES ME(2)



夏が過ぎてまた冬がきた。
森の動物たちがまた街にまで現われるようになった。
観光客がサルにモノを与えるからだ。
誤報が相次ぐ。
高校の横断報道をクマが渡って行きました。
まさか。
だれが見たのよ。
私の娘です。
ほんとうに?
はい。
調査してください。
見て。
携帯で撮りました。
これはイノシシでしょ。
いいかげんにしてください。
でも、こんな大きいの危険です。
そうかもね。でもクマじゃないからね。
表現は正確に。
はい。
(いいかげんにして)
そして。
夜がきた。
また、誰かが窓を叩く。
行きませんか?
どこへ。
朗読会です。
どこで?
森の教会です。
ほんとうかい。
ほんとうです。
だれ?
彼女です。
行きましょう。
はい。
なに?
ホッカイロです。
車、エンジンかかっています。
さ。
わかった、わかった。
それは、密かに尊敬する女性詩人だった。
クリスマス前の少し変わったイヴェントだった。
ちょうど新しいコートを買ったので、それを着て出かけることにした。
また見えてきた。
JESUS LOVES ME
のイルミネーション。
最初に「わたしはわたしから生まれた」が始まった。
床をスリッパで叩くという激しいものだった。
あれは?と隣の人に訊くと
大地との会話さ。と言った。
なんだPじゃない。いつ帰ってきたの?
帰らないよ。まだ滞在している。この邦が気に入ったしね。
へっ。仕事はどうしたの?
柔道を日本人に教えている。
えっ。そんな趣味あったの?
馬鹿な。僕の父はカナダで道場を開いている。
えっ。きょうはどうして此処にいるのよ。
クリスチャンだからさ。あなたは。
彼女に招待されたからよ。
ふん。じゃあ僕らは友だちさ。
前は違ったの?
違った。
・・・・・うるさいわね、あなたたち。
と、隣のとなりの人に言われたので、わたしたちは黙った。
JESUS LOVES ME
彼女がまたスリッパを叩きだした。
アダムの最初の妻リリスは彼を女性上位で愛した。
えっ。なに?
黙って。
黙れふたり。
神は激怒し、リリスを追放し、リリスは北欧の故郷へ帰った。
神は、次に従順なイヴをアダムにあてがった。
以来、ゲルマンの神は女性を地に組み伏して服従させることに成功した。
女性よあなたがたは先ずリリスになりなさい。
えっ。リリスってなに?
あとで。
うるさいぞ。
早く拍手して。
わかった。
この危機的な世界情況のなかで女性は男性などいらないのです。
かのミジンコをみなさい。
JESUS LOVES ME
「わたしはわたしから生まれた」
幕が下りた。
えっ?
いいからきて。
どこへ?
こっち。早く。
どうして?
帰るんです。
どうして?
8時ですから。
なに、それ。
ゲートが閉まるんです。
何の?
森です。
えっ、ここ閉まるの?
当然です。
どうして?
幻だからです。


2018年4月2日月曜日

Love for Pansy.

Love  for Pansy.





Love for Viola.






PansyとViolaとPrimula Julianなど、春の花で制作するフラワーアートについて述べていきます。pansyとviolaを園芸店で購入して室内で先ず育てて、pansyは、3段目10本を摘んで押し花とドライフラワーにしたところです。フラワーアートの素材としての花はドライフラワーと押し花の二種類を制作します。花びらの雰囲気が異なることが、作品制作のイメージに影響してくるからです。3月31日までに完成した、フラワーアートの額装は、2019年の個展で販売します。販売するのは、ブログで公開する小品になります。
作品展示するものは会場で公開します。

Pansy scarlet.






Pansy scarlet.   Pansy Picasso Brooch yellow.











Primula Julian.











Primula Julian.





Pansy Picasso Brooch Blue.





Pansy Picasso Brooch Blue.




Pansy Picasso Brooch Blue.Pansy Picasso Brooch yellow,Pansy scarlet.



Pansy Picasso Brooch Blue.




Love for pansy. 1.


love for Pansy.2.



Love for Primula Julian.


  


Love for Pansy.3.



Love for Pansy. 4.



Love for Pansy .5.



Love for Pansy.6.