2020年1月8日水曜日

『洪水』第17号


『洪水』第17号。二〇一六年一月六日のフェイスブック記事より。
小特集1.「オルフェウス詩人と死」34P.ドイツ文学研究者・神品芳夫さんの「リルケの「死の空間」」。神品芳夫さんはリルケ研究者ですが、私もリルケは好きなので、翻訳された『オルフォイスへのソネット』(小沢書店)を2009年に読んだ。神品芳夫さんには、一度お目にかかったことがあり、質問にも応えてくださって、わたしの詩集などをお送りしたら感想も送ってくださって、嬉しかった。今回のインタビューでは、池田康さんの質問の「ソネット」と「悲歌」の違いについての質問に対しての答が専門的でありながら簡潔で、そうなのか。と思った。詩形は、詩を書く者にとって詩法でもあるので、リルケが「ヨーロッパの伝統を受け継ぎながら、現代にあうように手直しした」というところは、リルケを新しく知った。*FBF.の方々の特集2での散文「ジャズへの一歩」はこれから拝読します。3時の熱い珈琲ごくごく休憩です。
続きの『洪水』第17号。特集2.「ジャズへ一歩」は、FBF,の萩原健次郎さんが「ジャズ失恋記」、山田兼士さんが「谷川俊太郎とジャズの話」の散文を寄せている。お二人とも文章が上手い。楽しく読ませます。萩原さんの「ブルックナーの交響曲第5番の終楽章の冒頭のクラリネットと弦楽合奏がからむ部分にジャズを聴いた」にとても興味を持った。交響曲第5番はyoutubeにあるのかな。山田兼士さんの「谷川俊太郎とジャズの話」は、ジャズを語りながらの「谷川俊太郎論」で、谷川俊太郎の「そのひとがうたうとき」はいい詩だなと思う。後日、引用します。

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