小島きみ子詩集『僕らの、「罪と/秘密」の金属でできた本』より。
12(白鳥)
白鳥
ひとりで来て
ひとりで 帰って行くのね
トリスタン・ツァラ|きみの目からぼくの目に太陽の葉が落ちる
夢の敷居のうえにそれぞれの葉のしたにひとりの縊死者がいる
きみの夢からぼくの夢へ言葉はみじかく
きみの春のひだに沿って木は樹脂の涙をながし
葉のてのひらのなかにぼくうはきみの生の線をよみとる
夢の敷居のうえにそれぞれの葉のしたにひとりの縊死者がいる
きみの夢からぼくの夢へ言葉はみじかく
きみの春のひだに沿って木は樹脂の涙をながし
葉のてのひらのなかにぼくうはきみの生の線をよみとる
「cedar roseの壁掛け」。
木の実は、
温度が上がると開いていき、
薔薇の花のようになります。
寒冷地のcedar roseは、
強い風の日や、
雪の日に落下するので、
閉じているものが多く、
樹脂で固まっているものもあります。
〈きみの目からぼくの目に太陽の葉が落ちる〉ように、
〈夢の敷居のうえにそれぞれの葉のしたにひとりの縊死者がいる 〉ように、
〈きみの夢からぼくの夢へ言葉はみじかく)そのように、
〈きみの春のひだに沿って木は樹脂の涙をながし
葉のてのひらのなかにぼくうはきみの生の線をよみとる〉のです。
木の実は、
温度が上がると開いていき、
薔薇の花のようになります。
寒冷地のcedar roseは、
強い風の日や、
雪の日に落下するので、
閉じているものが多く、
樹脂で固まっているものもあります。
〈きみの目からぼくの目に太陽の葉が落ちる〉ように、
〈夢の敷居のうえにそれぞれの葉のしたにひとりの縊死者がいる 〉ように、
〈きみの夢からぼくの夢へ言葉はみじかく)そのように、
〈きみの春のひだに沿って木は樹脂の涙をながし
葉のてのひらのなかにぼくうはきみの生の線をよみとる〉のです。
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