2001年に発行した詩論集『思考のパサージュ』(私家版、ソフトカバー)表紙画は、柳さおりさん(多摩美術大学絵画科版画専攻)で、とても渋い本でした。ある詩人会の入会審査のために提出したり、会員に進呈しているうちに気がついたら無くなりました。もう19年も経つという驚き。
きょうは、偏頭痛がなかなか治らないので1日中ダラダラしています。初めての詩論集『思考のパサージュ』は、柳さおりさんの原画が、手元に残っている、ということが、キセキかなと思います。この本のために、制作してくれたのです。彼女は、父上が詩人でしたので、その関係で知ったのですが、詩人は亡くなり、彼女はパートナーと別れて、連絡の手段が途絶えて久しい。人の人生は幸福から地獄へも流転する。ものを書いている時の絶望や、苦しみも振り返れば、至福の時間でした。
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