2015年2月7日土曜日

3月。小島きみ子と勅使河原冬美のコラボ。


★作品には、それぞれの作者の著作権が存在します。無断転載を禁じます。
3月の小島きみ子と勅使河原冬美の『花と現代詩』コラボレーションは、「来るべき微熱」と「写真詩・連詩」です。小島きみ子「毛糸のフェルトの家は誰の? 」×勅使河原冬美「だから、もう着く」 
*リマスタリング作品:「2つのハートはチアノーゼ」詩篇つき。
*連作:「薔薇の埋葬」「ライムライト」
   
                         

            寄せ植え。シクラメン。ジュリアンポリアンサ。ハナカンザシ。
            ゼラニューム。

                 ハナカンザシ・アルストロメリア・ジュリアン。

 
ジャスミンのポプリ          



薔薇のポプリ


                                         サシェ。ポマンダー。
                                         香りのプレゼントset。

 







★3月の新作コラボレーションは、
「来るべき微熱」と「写真詩・連詩」です。


勅使河原冬美作品 「来るべき微熱」 

来るべき微熱。
期待なんてしてない。
ご存じだろう?
ただただ酸化するのを。
途端に満開となる梅、桜、向日葵、
深夜の逆襲の痕に不気味なのか
叙情的なのかわからぬ未来の看板が。

『黄スイセンと黄色の熱球』




★写真詩;小島きみ子+勅使河原冬美
  

「毛糸のフェルトの家は誰の? 」 小島きみ子

  卵は孵りましたか?
  鳥よ
  頭上で囀る鳥よ
  巣立ったのはあなただったのですか?
  鳴き声だけが
  日差しを染めて私の指にからまる
  緑とオレンジ
  あなたの羽の色のように
  光はわたしの皮膚を通り抜けて何処へ行くのか。
  何処へ?


「だから、もう着く」 勅使河原冬美 




ら、



く。

そう聞く。聞いたのだよ。
電波と画面を介して視覚と聴覚へと輸送される。
ネオン街のサルヴァドール・ダリ伯爵、
よき夜にその髭をあろうことか引っ張った鴉、
或いはケツァールを許せ。
序盤のシーンでなにも聞こえず、
最後のシーンでもなにも聞こえないで、
なんと刹那的な温さか。




それでは、ヒマラヤスギの実:Cedar Roseの美しさを紹介したいと思います。
1月に森林に拾いに行き、湿っているので二週間乾燥させて、形状を保持させています。
外側からバラバラと花びらが零れて壊れていきます。木片のような感じの花びらです。
壊れてしまうものが多いので、『森の香り』を届けようと箱入り、額装にフラワーアレンジしました。
Cedar Roseの美しさに魅せられます
             

               薔薇のブローチのように美しいです。


                     
勅使河原冬美 詩
「薔薇の埋葬」

箱という字は形態を少しずつ変え複数存在する。
変化の儀式。
薔薇の戯曲が蘇ったようだ。
つまり散らばったモンタージュ。
それは埋葬の冒頭、教会へ向かうフラメンコ音楽を流す馬車。
過去の無闇な習慣と魔術の遍歴。あの時に開けられる!


                Cedar Roseとセンダンの実、薔薇リーフ。
             連作『薔薇の埋葬  』 額装


                           
            連作コラボ
            『薔薇の埋葬 』左。右は『幸福の小さな花束』               

               連作コラボ『薔薇の埋葬』               



薔薇の埋葬 勅使河原冬美

箱という字は形態を少しずつ変え複数存在する。
変化の儀式。
薔薇の戯曲が蘇ったようだ。
つまり散らばったモンタージュ。
それは埋葬の冒頭、教会へ向かうフラメンコ音楽を流す馬車。
過去の無闇な習慣と魔術の遍歴。あの時に開けられる!

連作『薔薇の埋葬』



           『金色の薔薇 1』上方から

           スタンドで机上に。
            『金色の薔薇 1』 正面          

                         
            『金色の薔薇 』
            壁掛けタイプ
           



               31個のCedar Rose
               かわいい薔薇のクッキーのようです。
               箱入りです。
               ★作品『薔薇のクッキー』




Cedar Roseとドイツトウヒ、赤松のマツボックリのアレンジ
 『茶色の箱の中の森の物語』

    
              『三種類のマツボックリの籠』赤松・クロマツ・ドイツトウヒ



                        角度を変えて、壁掛けに。
           『三種類のマツボックリの籠』赤松・クロマツ・ドイツトウヒ


             『森の輝き』
            ドイツトウヒと赤松のマツボックリのアレンジ。
            黒い竹籠。壁に掛ける事もできます。


               木の実の形状が安定していて花が大きいです。
              『黒い箱の中の金色のCedar Rose』

              

               『森の物語』
               赤松マツボックリ。センダンの種子。ドイツトウヒ。
               Cedar Rose。ドイツトウヒの暗い茶色から明るい赤松の実まで。
               
                             
                                「森の物語」
                全体。箱入り。              


             『2つの薔薇の心臓の中にあるもの』
               ライムライト。Cedar Rose。



   幸福の小さな花束   勅使河原冬美           

マグリットはご存じだろう水色の結納。
白い爪は幸せな痕を。
頁をめくれば知らぬ間に真っ昼間。
風に含まれた豊富な栄養素はご存じだろう?  

               連作 『幸福の小さな花束 』
               ハート枠の中にミモザ・Cedar Rose・
               センニチコウの花束があります。白い額装。

          

           『幸福の小さな花束』壁掛け用。

               『幸福の小さな花束 3』
               ハートの形が2つの枠の中に、Cedar Rose・ミモザ
               が横向きに並びます。白い額装。テーブル用。




               赤松のマツボックリとCedar Roseのアレンジメント。
               『森の輝き』テーブル用。


2つのハートはチアノーゼ。
2014年のリマスタリング作品。
*勅使河原冬美 詩


ありきたりな愛ではなく波打ち際の制服か騙し合いだろうか?
消えたら逃げて。
スープを飲み干すまでの六十分はチアノーゼを患う。



定刻には来ぬ月に。
たまには寂しさが。
露呈した輝きが腐るか瑞々しくなるかはその睫と目玉と口だけ。
独りぼっちの兆し。
必ず玩具のピストルで。
二階の踊り場で。
君を撃とう。

               その1とその2.木製額装。


                  その1.
           

                    その2.                        


勅使河原冬美 詩「ライムライト」

ライムライトに囲まれ瞑想する男は来るべき冬と対峙する。
空の旅はタブラの音で。
夏はしばしば危険を犯すなんて常套手段。
魔術を緑にまた彩飾し駆動させる。
懐かしい画素。
日差しが照る舗道へ。
てくてく歩きで行くのだから。


            
           連作 『ライムライト』
            Cedar Roseとライムライト。
            杉の箱入り。テーブル用。

                                  

               


              
               テーブルに置いても美しく気品があります。
               Cedar Roseの形と色彩がライムライトにマッチして
               森の物語を伝えてくれます。


2015年1月の詩集と詩誌

2015年1月の新詩集と詩誌
1月末日までにお届けいただいた、詩集と詩誌等の紹介をします。


★1月の詩集





1.細田傳造詩集『水たまり』(書肆山田)。
 表紙の文字は金色ですが、撮影すると白く光っています。金色は、白い光であったかと納得します。タイトルの「水たまり」は巻頭から5番目にあります。今までの最年長で中也賞を受賞している、細田さんのプロフィールを知らなかったのですが、少年の日の記憶の水たまりを「詩」にしたことに「はっ」と胸を打たれます。その水たまりは、泥水ではなくて、詩の奥行きは深く「雨上がりの/どろみちを帰る」後ろで、金色に光り輝いているのです。「みずたまり」の全行を引用します。「雨上がりの/どろみちを帰る/かつとしが兵隊の話をしている/校門を出て/ずぅーと兵隊の話をしている/かつとしがお父さんの話をしている/おまえの父ちゃんは戦争に行ったのか/かつとしがきく/首をふる/ばかもーんさんごくじん/たたんだ唐傘でかつとしが突いてくる/おれは頭突き/そのまま組みついて/ぬかるみにたおれ/大きなみずたまりで戦った/どろんこになって首をしめあう/ちょうせんじんのこどもがふたりけんかをしている/まわりでおとなたちの声がした/かつとしの力がぬける/おれの力がぬける/かつとしがすすりなく/あしたの二部授業は遅番で/またかつとしといっしょだ//

2.冨上芳秀詩集『かなしみのかごめかごめ』(詩遊叢書)
 後書きまで、103Pのペーパックスの詩集です。1P.に一篇ずつの散文詩。上田寛子さんの表紙画と9枚の挿画が、富上さんの詩の言葉のうえに、また違うイメージをふくらませていくように感じます。挿画には、詩とは別のタイトルがついているからです。扉に「茉莉に」と書かれています。たしかお嬢さんを亡くされたように記憶します。最後に置かれた作品「薔薇」より
「その人は花に埋もれて眠っていました。まだ、二十八歳なのに、もう永遠に齢をとらないで、若く美しいままの姿で、横たわっているのです。」





★詩誌・文化通信・俳句誌等


















1.ロシア文化通信『GUN群 』

 たなかあきみつさんが送ってくださった、ロシア文化通信『GUN群 』第45号を読んだ。エッセイ;サハリンで生きる民族のために ニヴフの作家サンギの思い;田原佑子ほか。たなかあきみつさんの翻訳詩は、ヨシフ・ブロツキイの「スペインのダンサー」は4行19連。「ダンスとは傷口からの出血だ」

2.自由律俳句誌『蘭鋳』創刊号

 表紙画と装丁はtwitterフォロワーの琳譜さん。特集「長律」での矢野錆助氏の文章を興味深く読んだ。私は碧梧桐のファンである。畠働猫の「秋」より「何を食べても君はいない」存在していたものを失う寂しさ、儚さ。1行の前衛詩であると思う。#蘭鋳

3.『潮流詩派』創刊60周年 240号(1955年結成)

 編集発行人の村田正夫氏がご健在の頃、私が長野県佐久市岩村田で詩を書いていることを何かでお知りになって、雑誌を送っていただいたことがある。交流が途絶えていましたが、昨年より奥様が送ってくださいます。同人には存じ上げている方が何人かおられます。鈴木茂夫さんが書評時評。雑誌評は勝嶋啓太さん。特集は「魔」。2段組で、それぞれの主題に沿ってじっくり書き込んでいるというのが、この雑誌の書き手の印象です。
雑誌の表紙写真、見返しの写真は「福島の汚染土の黒い袋」です。以前からtwitterなどでこの「黒い袋」を見てきました。1袋の容量1トンということです。積み重なって借り置き場に置かれて、袋が破けていくと、汚染は除去されないのは誰の目にも明らか。絶望の黒い袋。近くに民家がある。放射能は高いはずと思うのですが。

4.『榛名団』13号冬号

群馬県の富沢智さんが編集発行する。連載エッセイは木村和夫さんの「萩原朔太郎の作品と共に」連載6.敷島公園のことが書かれている。現在は薔薇園と聞いている。行ってみたい。川端進さんの「あの時の朝のような」を読む。昨年、『バッコスの唄』という個性的な詩集を発行されている。

5.『どうるかまら』2015年1月 17号

 発行人は、倉敷市の瀬崎祐さん。西日本の力のある詩人たちが結集している。タケイリエの若手から岡隆夫、秋山基夫や境節までバランスのとれた執筆人で、それぞれが読ませる。今回、秋山基夫は書いてはいないが。岡の「きゅうりのしる!」詩形を見るだけで楽しい。タケイリエの「遠い国」よい。誰とは挙げることなく、それぞれが、連の構成、1Pの紙の使い方も個性がある。用いている言葉の深さと多種類の意味のおもしろさ。このおもしろさが「現代詩」だと思う。詩のおもしろさをもっと伝えることだ。現代詩は難解などという、聞き飽きたし、言い尽くされた言葉を、詩の面白さで組み伏せてしまえばいいのだ。

6.『アダムサイト 27』

 三条市在住の横山徹也さんの個人誌。物理の元高校教師であったと記憶する。詩の言葉に無駄が無い。中上哲夫が寄稿している。群馬の詩人「富沢智」へのオマージュだが、これらの関係が私にはさっぱり理解できていないので、なんとも言えない。横山徹也の作品が5篇。中綴じの自家製本で、シンプルであるがなかなかの出来栄えの16P.

7.『街景』第三号

 台東区在住の長谷川忍さんの個人誌。表紙の裏側に長谷川さんの描いた風景画。中綴じでカラー写真は長谷川さん。カットは丸山あつしさん。編集後記まで13Pですが、妥協のない、しっかりとまとまった雑誌。
詩作品2篇と、連載エッセイ③は、永井荷風の随筆のことを書いている。「永井荷風の歩いた街」で、「深川の散歩」、「寺じまの記」、「方水路」のことが、ゆったりとした語り口で書かれている。永井荷風の『断腸停日乗』は、永井荷風の日記で、1917年9月16日から、死の前日の1959年4月29日までの、日本の激動期の世相とそれらに対する批判が書かれているものです。読み物として、近代史の資料としても興味深いものです。
作品「かわき」より。「はじめに/水があった。/睦み合う時も/交わり合う時も/対峙し合う時も/赦し合う時も/憎しみ合う時も/傍らには/流れがあった。//」編集後記に「今号は、水を背景にした詩を選んでみた」ということで、荷風の随筆を辿ったエッセイも水の周辺となっている。

8.『駆動』第74号

 飯島幸子さんが発行人。同人は多くが都内在住の方々で、存じ上げているお名前は2人。表紙絵を描いていた画家が逝去したと後書きにある。年齢の高い同人の雑誌。30Pに金井光子さんの「生きる」という作品がある。「百三歳の誕生日を迎えられた/新老人会の会長/(省略)会長の笑みのポスターを近くにおいて/いつも眺めていると/あと十年は生きられるだろう…と/生きる勇気が湧いてきた」

9.『風都市』第28号

 倉敷在住の瀬崎祐さんの個人誌。瀬崎さんの作品が2篇。ゲストは森山恵さん。森山さんの「道、歩く人―エル・カミーノ」がとても素敵だ。昨年、彼女は父親と聖地を巡礼した。そして無事に帰国した。「祈っていてください」という手紙、「あなたのことも祈ります」という手紙。そんな心優しい彼女だった。作品は、ツェランから引いた詩句が、示されているが、その詩句に重ねられた、聖地巡礼のひとあしひとあしが、悲しくて美しい。(茨は(傷口を求め この詩句が痛くしみてくるのだった。そして、やわらかな黄色のエニシダが(エニシダのかがよい、黄色く、崖は(空にむけて膿を流す、

10.季刊『びーぐる』第26号

 特集は「詩とエロス」。アンケートには、編集の山田氏まで27人の詩人が解答してそれぞれに頷かされる。小島きみ子の文章は30P.にあります。新作詩がすばらしく良いので、タイトルを挙げておきます。林美佐子「ユリの花」、野村喜和夫「ヒメのヒーメン」、四元康祐「M」、高階杞一「先生の花」、小池昌代「伝説」。詩人の個性とは、かようにも豊かなものかと感心するくらいにそれぞれの言葉や、詩の誕生する場所の土壌が豊かで深いのだ。


11.詩誌『侃侃』23号

 詩作品、エッセイ、田島安江さんの書評による、101Pの雑誌。定型封筒に入る大きさ。巻頭の山村英治さんの「からんころん」は最初が行わけ、3~11行の散文。と使い分けながら、詩情がある。船田崇さんの「ぼんぼん峠」はリズミカルで多少饒舌です。赤鬼や青鬼はすでに使い古されてはいるが、飽きずに最後まで読ませまるのは、力でしょう。食べたり食べられたりした詩の鬼の技。

 12. 『hotel第2章』 no.35

 詩作品13篇。実力の大人の詩人たちの作品を堪能できる。海埜今日子さん、森山恵さんが、ここでも新詩集発行後の詩篇を発表していて「書けるという力」を示している。詩集評は根元明、川江一二三さんが「海埜今日子詩集」「伊藤浩子詩集」について書いています。「すぴんくす」の書評とあわせて読むと興味深いかと。私もこの詩集の書評は、「詩と思想」12月号で書いています。

13. 『すぴんくす』vol.22

 佐伯多美子・海埜今日子さんによる2人誌。ゲストの木村裕氏が、作品と海埜今日子詩集評を寄せている。海埜今日子詩集『かわほりさん』の違う角度の評を読んだ。「意味の焦点を結ばない」フォークロア。よい感じ方だと思った。海埜今日子の詩から感じる「感覚」は、自然を通って人間の内側で、人工の物にしているからだ。

14. 『詩遊』No.45

 昨年、後半からお送りいただいている雑誌。私は、この雑誌の表紙画のファンです。ここに書いている人々は、大阪文学学校で学んだ人々と聞いています。2段組の紙面構成ですが、下の段は上の段の三分の一ですが、下の段に良い作品もあります。『詩遊』の誌名が示すように、あまり肩の凝るようなものはありません。心の中に沸き起こった「しごころ」を自由闊達に解き放っているなあ、と思う。それでいいと思います。下の段に書かれた林美佐子さんの『この村』は、いい詩だなと思いました。「全てが書き割だったと知りました」私も同じ思いをしたことがある。

15. ドルフィン創刊号

 広瀬弓さんとカニエ・ナハさんの2人誌、創刊おめでとう。お2人は「現代詩手帖」投稿の同級生ということです。投稿とは、こういうことが大切かな。入選○○回です、ということよりも、そこでであった選者や詩友と、あらたな展開をしていくこと。そうした「行為」が大切と思います。作品は、カニエさんが3、広瀬さんが2.カニエさんの「h.k.i」を興味深く読んだ。最終連「せかいよ/今日私は/どれだけあなたの苦しみを苦しめたか」h.k.iとは破壊だろうか。現在の世界の苦しみは、破壊的で絶望的だ。広瀬さんの作品は、タイトルだけでいろいろな想像世界へ連れていかれる。「土墳の丘」 「なす、月、詩人」。「土墳の丘」は、「賽の神」を訊ね歩く。土まんじゅうを畑の人に指さされるのだが、古地図は見えなくなって「賽の神」は行方不明というもの。土の底を探すのはなぜかわからないが、「埋められたものの名前」が道路工事によって見えなくなるとき、見たくなる名前かもしれない。

2015年2月1日日曜日

2月の小島きみ子と勅使河原冬美の『花と詩』コラボレーション

★作品はそれぞれの作者に著作権がありますので、留意ください。無断転載は禁じます。

小島きみ子のフラワーアートの制作に伴って、勅使河原冬美さんが現代詩を創作します。お楽しみくださいませ。twitterとFacebookで告知していきますので、お立寄りください。作品はすべて「花と詩」を一対で制作していきます。今回は、詩文はフォトフレーム額になります。



2月のカーネーション
やさしい花のスピリットをお受け取りください。
朝の光を浴びる清清しい春の香りのカーネーションスプレーです。


「花の精霊の光と影」



「ブルーの意識の中の春の予感」


   



                                          「春の予感(Spray)」

                                           


 森の贈り物。
 美しいヒマラヤスギのCedar Roseです。



★勅使河原冬美さんの詩は、「花」の作品に沿わせて2通りの連作バージョンです。
いずれも、作者に著作権があります。『花と詩』は1対になっています。
詩のフレーズとCedar Roseがリズミカルに飛び交います。
勅使河原冬美さんの詩文は、フォトフレーム額になります。
ご注文によって制作します。

★作品はそれぞれの作者に著作権がありますので、留意ください。無断転載は禁じます。
2月の詩作品1.勅使河原冬美

作品 1-1

トタン屋根を滑り出した途端に村の草むらへ。
白い波止場が見えた。微風の匂いは今、朝を演じている。
あのパン屋の窓から見える絵本の挿し絵みたく…





★白い箱の中で、Cedar Roseは、薔薇のクッキーみたいに並んでいます。
 マツボックリは白いフォトフレームに入れてそれをさらに、白い箱に入れてあります。



                1.「白い和紙と白い箱の中のCedar Roseの微笑み」

               2.「白い箱のなかの金色の薔薇は春の森を夢見ている」






1-2 勅使河原冬美

(トタン屋根を滑り出した(途端に(村の草むらへ。
(白い波止場が見えた。
(微風の匂いは(今、
(朝を演じている。
(あのパン屋の窓から見える
(絵本の挿し絵みたく…

                3.「黒い箱のなかの春の気配」                
              


作品1-3 勅使河原冬美

トタン屋根を滑り出した途端に
村の草むらへ。
白い波止場が見えた。
微風の匂いは
今、
朝を演じている。
あのパン屋の窓から
見える絵本
の挿し絵みたく…



               
               4.「トタン屋根を滑り出したマツボックリの笑い声が輝く」
                                詩篇もフォトフレームの額装になります。3個で1対となります。


           並べるとこんな感じになります。














勅使河原冬美の詩
2月の作品2.

2.幸福の小さな花束


マグリットはご存じだろう水色の結納。
白い爪は幸せな痕を。
頁をめくれば知らぬ間に真っ昼間。
風に含まれた豊富な栄養素はご存じだろう?






                   5.「幸福の小さな花束」              

「幸福の小さな花束」
真ん中の額に詩篇で巻いたセンニチコウの花が入っています。



           詩篇はこのように詩片になっています。

連作「幸福の小さな花束」









               注釈:「シロツメクサの首飾りと四葉のクローバー」
                   *精霊のアイテムその1.
             

このクローバーの丘で採取したシロツメクサで制作したものです。



★2015年2月1日(日曜日)のきょうは、悲痛なニュースが流れました。黙祷したいと思います。
Blue:

「小さなブルーの喜び」がやってくるといい。
懐かしむという心。
未来を夢見るという心。
なんでもない、ひそやかなものに心をとめる。
そんな心を思い出すといい。
人の悲しみや、苦しみにより添うこと。
そんな小さな、
「ブルーの喜び」がやってくるといい。


                 「千のBlue」ムスカリ。日本スミレ。パンジー。

50本の日本スミレ。





                      

2015年1月13日火曜日

2015年・小島きみ子と勅使河原冬美の『花と詩』のコラボレーション(1月)

2015年の小島きみ子のフラワーデザインと、勅使河原冬美の現代詩によるコラボレーションです。フラワーアートの制作に伴って、勅使河原冬美さんが現代詩を創作します。お楽しみくださいませ。twitterとFacebookで告知していきますので、お立寄りください。作品はすべと「花と詩」を一対で制作していきます。別々の額装になることもあります。
★作品はそれぞれの作者に著作権がありますので、留意ください。



1月の作品。
ノリウツギ・ライムライトを中心としたフラワーデザイン。
ノリウツギ・ライムライトは、蕾のときは「緑」花が開いてくると「白」秋から晩秋に向けて「薄紅色」になります。作品は白と薄紅色が混ざってきた9月にドライフラワーにしてあります。晩秋11月初めはこのような色です。




この作品は、GIFT用です。
書棚に飾るように、辞書1冊分くらいの厚さの籠にドライフラワーをアレンジしています。
詩は、籠に貼り付けてありますので、縦でも横でもどちらにしても良いです。




小島きみ子のフラワーデザイン
材料:ノリウツギ・ライムライト。センチコウ2種類。ヤイトバナ。
「夏の思い出」







勅使河原冬美の詩

「ライムライト」

ライムライトに囲まれ瞑想する男は来るべき冬と対峙する。
空の旅はタブラの音で。
夏はしばしば危険を犯すなんて常套手段。
魔術を緑にまた彩飾し駆動させる。
懐かしい画素。
日差しが照る舗道へ。
てくてく歩きで行くのだから。

2015年1月1日木曜日

2014年12月に送付された詩誌十冊の画像と紹介文です。

★著作権は放棄していません。無断転載は禁じます。
2014年12月に送付された詩誌10冊の画像と紹介文です。




1.MERAJE(めらんじゅ) Vol.16.
 京都市在住の福田知子さんが編集・発行する、A4版あとがきまで、104Pの詩と評論の雑誌。初めて読む雑誌です。福田さんはfacebookのフレンド。同人で名前を存じ上げているのは、高谷和幸、木澤豊、中堂けいこ氏ですが、同人は12名で高谷氏は同人。お二人はゲストのようです。随想を書いている栗山要さんの2014年10月の「老いの日々」という文章がとても興味深い。とにかくすごいのは、「今のままで良いのだろうか」という疑問が沸き起こること。この随想をプリントアウトしている最中にインクが切れて、カインズへ走るのだ。どうですか?凄いですよ、私の日常のある1日みたいですよ。詩については、やはり福田知子さんの「ふりわけられし 水」他の詩篇が読ませる。詩の中で使われている、「ミケランジェロのヒーメロス(愛の情念)」に少しばかり参っている。ミケランジェロのソネットは、若桑みどりさんの美術評論の中でいくつか読んだが、ミケランジェロは詩が上手いと思う。「愛の情念」、「甘美な記憶」そんな言葉をいつか私も使ってみたいと思う。


2.ネビューラ 第40号
 岡山市の壷坂輝代さんが代表する。同人35人の詩誌。こちらもA4版で、35Pの詩とエッセイ。日傘芙美子さんの「鍵穴がない・17」という作品にとても温かいものを感じた。母の介護をしている介護詩ですが、非常に新鮮な「目」を感じます。癒しの目がものを観ることを詩へと昇華させています。詩の言葉が光ますね。「母は脱いだパジャマを/丁寧にたたみながら/生きることは 死ぬこと/無邪気な声で伝えてくる//(二行省略)何度もおまえを生むからね/後からやってきた声に/まるく包まれて/わたしは頭を垂れている//」

3.樹氷 170号
 長野県上田市で発行されている詩誌。創刊は1952年というからこれも凄い。複数の編集委員により編集・発行されているが、中心は平野光子氏のエネルギッシュな活動による。この詩誌の表紙画を担当する清水義博さんの画のファンですが、彼の詩もまた素敵です。「風景」という詩の中に「礼儀正しい原始/天然のあなたの孤独」という言葉がある。どんな孤独だろう。おもしろい。このつぎお会いしたら訊きたい。誰の事なの?

4.地平線 第57号
 江東区に在住の山田隆昭さんが発行する。詩と書評の詩誌。山田隆昭さんに初めてお会いしたのは、2011年の現代詩人会の「関西大会」の会場、倉敷だった。昼間のイベントのあと、二次会、三次会を経てホテルの玄関まで来ると、月が煌々と輝いていて「月の光って蒼いんですね」というようなことを会話した。月は蒼く美しく輝いて、信州からこんな遠くまで来た甲斐があったと思った。山田さんがそのときとてもいい笑顔で応えてくれて嬉しかった。そんな出会いだった。さて、山田さんの作品。「ふたり」は四連の行わけ詩です。「郵便局に行こう」、「いま 十月の空は抜けるように蒼く」、「大通りに出た」「切手を貼って局員に手渡す」、これはそれぞれの連の1行目です。では、今度は最終行を。「からくり人形みたいだな」、「跳ねたとたん影と別れた」、「歩行の揺れに しばし眠れ」、「ウフフと笑い合っていればいい」。どうでしょうか、十月の空の下を歩行していく山田さんの姿が見えてきましたか?手渡した局員から目ざす人の手に届いたでしょうか。


5.junction 93
 柴田三吉さんと草野信子さんの二人誌。この雑誌を初めて読んでから、いったい何年くらい経つのだろう。1年に4回発行される季刊誌だから、23年くらいとして私の「エウメニデス」が21年。20年くらいの交流があると思う。草野さんとお手紙のやりとりをしてきた。尊敬する先輩詩人のひとり。昨年、初めてお電話で話した。電話で話す、こんな簡単なことを一度もしてこなかったのだが、彼女は穏やかで思慮深くて、理想の先輩女性だった。93号では、柴田さんの「思考する手・指のそよぎ58」の「宮古島1」に注目した。那覇から南へ300キロ、宮古島を訪問したときのこと。山田八郎さんという友人のお見舞いの予定だったのだが、友人は9月に他界した。その方の妻である恵美子さんに、〈南島文化〉という観念のもとにインタビューをする。不躾であるかもしれないが、恵美子さんと島と夫とが培ってきた、風土があるゆえの芸術が明確に現われる。次回が楽しみです。


6.進化論 18.
 佐相憲一さんの個人詩誌。こんなユニークな紙の折り方で届く詩誌は無かったな、と思う。初めて手にする。2015年1月1日の発行日。ご本人の詩とエッセイが6P.受贈詩誌・詩集の紹介ページだけで6P半に及ぶ。表紙。巻頭あいさつ。奥付。これらを4つ折にして畳むとB5版の大きさになる。製本しなくて済むが、A3が印刷できるプリンターが無いと出来ない技。個人が家庭で持っている一般的なPC.プリンターはA4印刷です。詩篇の方は、巻頭の「水神」は行わけの端正な構成ですが、9連52行の長篇です。8連にテーマがあります。「二十一世紀のマグリットがいるのなら/十七世紀の森の人夫の記憶に乗せて/翼のシンボルを/夢のはばたきを/こぶしの叫びを/愛のいろどりを/渓流に飛ばせ







7. 光芒 No.74
 発行人は、斉藤正敏氏。この雑誌の内容は、詩・エッセイ・翻訳詩・講演記録・詩集評・詩誌評・受贈誌紹介・同人の発行書一覧・あとがき。表紙画は内海泰氏。母の死を扱った作品が2点ある、そういう年頃の会員がいるのだろう。肉親の死は、誰にとっても辛い。講演記録は、高橋馨氏の「正法眼蔵隋聞記を読む」です。この雑誌の特徴は、詩集評・詩誌評にかなりのページを割いていて、丹念に読んで評を書くということはなかなかできないことなのですが、そうした努力がこの雑誌への信頼感になっているはずです。詩集評は、斉藤正敏・吉田博哉・本田和也氏、詩誌評は、高橋馨・鈴木豊志夫氏が担当。
読む。評を書く。こうした行為が、詩の書き手を支えているのです。「散文は、詩の邪魔になる」と申された驚くべき先輩男性詩人がいる。


8.同時代 第3次 第37号
 編集人は富田裕氏。これは、「黒の会」の会員なので送られてきます。特集は、「図書館」なので、目次の次にフランス革命期の「王立図書館増築案」の写真が綴じ込みで入っています。それと、パウル・クレーの「さえずり機械」の画と、それに寄せる藤井喬梓氏の同名の楽譜の写真。散文では、武藤剛史氏の「プルーストの読書論」が興味深い。



*フランス革命期の「王立図書館増築案」の写真。パウル・クレーの「さえずり機械」の画と、それに寄せる藤井喬梓氏の同名の楽譜の写真。













9.きょうは詩人 29
 いつも素敵な表紙の雑誌です。小柳玲子さんのあとがきで、昨年9月の「坂本つや子」さんの訃報を知りました。ご冥福をお祈り申し上げます。昨年、私は少しばかり勤務した職場で、小柳玲子さんの画廊で「個展を開いた」という美術家とお友達になりました。

 この雑誌は、広島に在住の万亀佳子さんが送ってくださいます。彼女には、日本現代詩人会の関西大会で倉敷でお目かかりました。あれからもう4年目になります。よき友人に逢う為には、遠くへ出かけていかないとだめですね。そんなわけで、今号の巻頭詩は万亀佳子さんの「心置きなく」です。「どうやってでも葬式は出すから/心置きなく死んでください/そう言ってくれる人がいるから/生きてやるんです/山を背負ってししが突進してくる/」




10. 歴程 no.591

 特集は、「歴程2014 被災地川内村を行く・詩の未来」です。校長は野村喜和夫氏、副校長は井川博年氏。セミナー参加者の連句と詩。巻頭詩は、石田比呂志氏への追悼詩で、田村雅之さんの「さびしおり」です。「曲芸団(サーカス)の/ぶらんこ乗りの/姐ちゃんと/駆け落ちしたいような日の暮れ/そんな玩味あふれる/単独無頼で洒落た/寂栞(さびしおり)の挿しはさまった/歌をかいたひとは/机上に/宛名書きをした一束の/『閑人囈語』の原稿包みを残して/ふいっと隠れた/まるでかくれんぼのように」

 石田比呂志という詩人を私は知りませんが、田村さんのこの詩からは、故人が「ふいっと」現われてくるように思います。