2021年10月9日土曜日

横浜の詩人・下川敏明さんより詩集『楽園のふたり』をFB,で紹介して頂きました。

小島きみ子詩集『楽園のふたり』|下川敬明 「愛」をめぐる思弁と情感が波立ち、溶け合う。 大空の広やかさ――希望、理想、博愛――と 「わたしのなかのあなた」への秘めやかな囁き。 わたしとあなたは 一つの文字になって溶ける (「カロライナジャスミンの繁みで」冒頭部分) 他にも、「(声の影が、)」のかなしく美しい二重唱、 あるいは、 わたしたちは夫でも妻でもなく、ようやく晴れて、ただのなんでもないものだった。タンポポの種子とともに、わたしたちは無為な物として芽吹くのだろうか。 (「私たちは誰も愛さなかった」部分) 樹皮の内側をながれる樹液のように、言葉の皮膚をめくれば、作者の血と汗と涙が噴き出してくる。何と豊かなこと! 深謝いたします。