2015年2月7日土曜日

3月。小島きみ子と勅使河原冬美のコラボ。


★作品には、それぞれの作者の著作権が存在します。無断転載を禁じます。
3月の小島きみ子と勅使河原冬美の『花と現代詩』コラボレーションは、「来るべき微熱」と「写真詩・連詩」です。小島きみ子「毛糸のフェルトの家は誰の? 」×勅使河原冬美「だから、もう着く」 
*リマスタリング作品:「2つのハートはチアノーゼ」詩篇つき。
*連作:「薔薇の埋葬」「ライムライト」
   
                         

            寄せ植え。シクラメン。ジュリアンポリアンサ。ハナカンザシ。
            ゼラニューム。

                 ハナカンザシ・アルストロメリア・ジュリアン。

 
ジャスミンのポプリ          



薔薇のポプリ


                                         サシェ。ポマンダー。
                                         香りのプレゼントset。

 







★3月の新作コラボレーションは、
「来るべき微熱」と「写真詩・連詩」です。


勅使河原冬美作品 「来るべき微熱」 

来るべき微熱。
期待なんてしてない。
ご存じだろう?
ただただ酸化するのを。
途端に満開となる梅、桜、向日葵、
深夜の逆襲の痕に不気味なのか
叙情的なのかわからぬ未来の看板が。

『黄スイセンと黄色の熱球』




★写真詩;小島きみ子+勅使河原冬美
  

「毛糸のフェルトの家は誰の? 」 小島きみ子

  卵は孵りましたか?
  鳥よ
  頭上で囀る鳥よ
  巣立ったのはあなただったのですか?
  鳴き声だけが
  日差しを染めて私の指にからまる
  緑とオレンジ
  あなたの羽の色のように
  光はわたしの皮膚を通り抜けて何処へ行くのか。
  何処へ?


「だから、もう着く」 勅使河原冬美 




ら、



く。

そう聞く。聞いたのだよ。
電波と画面を介して視覚と聴覚へと輸送される。
ネオン街のサルヴァドール・ダリ伯爵、
よき夜にその髭をあろうことか引っ張った鴉、
或いはケツァールを許せ。
序盤のシーンでなにも聞こえず、
最後のシーンでもなにも聞こえないで、
なんと刹那的な温さか。




それでは、ヒマラヤスギの実:Cedar Roseの美しさを紹介したいと思います。
1月に森林に拾いに行き、湿っているので二週間乾燥させて、形状を保持させています。
外側からバラバラと花びらが零れて壊れていきます。木片のような感じの花びらです。
壊れてしまうものが多いので、『森の香り』を届けようと箱入り、額装にフラワーアレンジしました。
Cedar Roseの美しさに魅せられます
             

               薔薇のブローチのように美しいです。


                     
勅使河原冬美 詩
「薔薇の埋葬」

箱という字は形態を少しずつ変え複数存在する。
変化の儀式。
薔薇の戯曲が蘇ったようだ。
つまり散らばったモンタージュ。
それは埋葬の冒頭、教会へ向かうフラメンコ音楽を流す馬車。
過去の無闇な習慣と魔術の遍歴。あの時に開けられる!


                Cedar Roseとセンダンの実、薔薇リーフ。
             連作『薔薇の埋葬  』 額装


                           
            連作コラボ
            『薔薇の埋葬 』左。右は『幸福の小さな花束』               

               連作コラボ『薔薇の埋葬』               



薔薇の埋葬 勅使河原冬美

箱という字は形態を少しずつ変え複数存在する。
変化の儀式。
薔薇の戯曲が蘇ったようだ。
つまり散らばったモンタージュ。
それは埋葬の冒頭、教会へ向かうフラメンコ音楽を流す馬車。
過去の無闇な習慣と魔術の遍歴。あの時に開けられる!

連作『薔薇の埋葬』



           『金色の薔薇 1』上方から

           スタンドで机上に。
            『金色の薔薇 1』 正面          

                         
            『金色の薔薇 』
            壁掛けタイプ
           



               31個のCedar Rose
               かわいい薔薇のクッキーのようです。
               箱入りです。
               ★作品『薔薇のクッキー』




Cedar Roseとドイツトウヒ、赤松のマツボックリのアレンジ
 『茶色の箱の中の森の物語』

    
              『三種類のマツボックリの籠』赤松・クロマツ・ドイツトウヒ



                        角度を変えて、壁掛けに。
           『三種類のマツボックリの籠』赤松・クロマツ・ドイツトウヒ


             『森の輝き』
            ドイツトウヒと赤松のマツボックリのアレンジ。
            黒い竹籠。壁に掛ける事もできます。


               木の実の形状が安定していて花が大きいです。
              『黒い箱の中の金色のCedar Rose』

              

               『森の物語』
               赤松マツボックリ。センダンの種子。ドイツトウヒ。
               Cedar Rose。ドイツトウヒの暗い茶色から明るい赤松の実まで。
               
                             
                                「森の物語」
                全体。箱入り。              


             『2つの薔薇の心臓の中にあるもの』
               ライムライト。Cedar Rose。



   幸福の小さな花束   勅使河原冬美           

マグリットはご存じだろう水色の結納。
白い爪は幸せな痕を。
頁をめくれば知らぬ間に真っ昼間。
風に含まれた豊富な栄養素はご存じだろう?  

               連作 『幸福の小さな花束 』
               ハート枠の中にミモザ・Cedar Rose・
               センニチコウの花束があります。白い額装。

          

           『幸福の小さな花束』壁掛け用。

               『幸福の小さな花束 3』
               ハートの形が2つの枠の中に、Cedar Rose・ミモザ
               が横向きに並びます。白い額装。テーブル用。




               赤松のマツボックリとCedar Roseのアレンジメント。
               『森の輝き』テーブル用。


2つのハートはチアノーゼ。
2014年のリマスタリング作品。
*勅使河原冬美 詩


ありきたりな愛ではなく波打ち際の制服か騙し合いだろうか?
消えたら逃げて。
スープを飲み干すまでの六十分はチアノーゼを患う。



定刻には来ぬ月に。
たまには寂しさが。
露呈した輝きが腐るか瑞々しくなるかはその睫と目玉と口だけ。
独りぼっちの兆し。
必ず玩具のピストルで。
二階の踊り場で。
君を撃とう。

               その1とその2.木製額装。


                  その1.
           

                    その2.                        


勅使河原冬美 詩「ライムライト」

ライムライトに囲まれ瞑想する男は来るべき冬と対峙する。
空の旅はタブラの音で。
夏はしばしば危険を犯すなんて常套手段。
魔術を緑にまた彩飾し駆動させる。
懐かしい画素。
日差しが照る舗道へ。
てくてく歩きで行くのだから。


            
           連作 『ライムライト』
            Cedar Roseとライムライト。
            杉の箱入り。テーブル用。

                                  

               


              
               テーブルに置いても美しく気品があります。
               Cedar Roseの形と色彩がライムライトにマッチして
               森の物語を伝えてくれます。


0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。