2020年4月18日土曜日

2020/04/18 いろいろな出来事


 5時の休憩です。
1_佐世保市にお住まいの藤維夫さんの個人誌が届きました。『
SEED』中綴じ14P.表紙画は奥様の作品のようです。私のブログ『風と光と詩論の場所』を読んでくださったようです。いつ創刊したのかわかりませんが、54号です。一人で、書くことを表紙画で奥様が支えている。素敵なことですね。


2_
書棚を整理中に、当時の講演会のレジメや、詩のメモが挟んであった現代詩手帖19969月号。投稿欄佳作にFBF,の千慶烏子さん、その他候補作にフォロワーの藪下明博さんの名前。千慶烏子さんが、1998年に発行した『やや あって ひばりのうた』沖積社・を読んだ。だれもみな知らず、24年を経て会うことができた人々との時間に祝福あれと思う。

3_
小島きみ子|帰還するもの。


やがて
其の場所に到達するのだろう
進もうとしているのに
其処に
還ろうとしている
春が哀しいのは
一夜の雨で
まったく別なものが
生き生きと目を覚ますのだ。



4_小島きみ子|あなたは何処で生まれたのか

廃屋となって、六年。
連翹はどこから来て、
こんなに生い茂ったのか?
あなたがたは、何処へ行ってしまったのですか?
あなたが、パンを焼いていた、キッチンは
ダンボールで入り口が塞がれている。
樅の木が、電線を越えましたね。
きょうも、あなたの雛が落下する。
親鳥の叫びが空に溢れる。



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