2020年2月8日土曜日

フラワーアート連作『エデンの東』について

ヒマラヤスギの球果(cedar rose)を素材として、いくつものフラワーアート作品を制作してきました。手元を離れたものもありますが、残ったものもあります。2019年は、台風19号で球果が未熟なまま落下してしまったので、2020年の球果は、ほとんど手に入りません。残念。


フラワーアート連作『エデンの東』について。(2016724作品展のタイトルでした)まず、主要な素材に、Cedar Roseを用いています。風の強い日、雨の後、雪の後に出かけるので、花は閉じているのです。室温で1週間乾燥させると薔薇の花になります。タイトル、「エデンの東(East Of Eden)」は、アメリカ合衆国の作家ジョン・スタインベック(1902227 - 19681220日)が1952年に発表した長編小説と同じです。 旧約聖書の創世記におけるカインとアベルの確執、カインのエデンの東への逃亡の物語を題材に、父親からの愛を切望する息子の葛藤、反発、和解などを描いた作品。ですが、私のフラワーアート「エデンの東」は、エデンの園のイメージ。エデンとは元々シュメール・アッカド語で「平地」を意味する。メソポタミアの大平原を指す。創世記では「東の方エデンに園を設け」(創世記28節)とある。エデンそのものを園=楽園とする誤用がされることがある。 理想郷の比喩。当地は標高700mの高原で、盆地で肥沃の地。水田地帯で土地改良事業によって整備された田園風景が広がります。それで、理想郷「エデンの東」です。

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